『トレース〜科捜研の男〜』第1話感想

 

※ネタバレあり

 

フジテレビ月曜9時

『トレース〜科捜研の男〜』

 

主演:錦戸亮

出演:新木優子船越英一郎小雪…etc.

 

フジテレビの1月期月9ドラマの舞台は、今まで数々のドラマでも扱われてきた科学捜査研究所(科捜研)。しかし「トレース~科捜研の男~」と題してお送りする今作品の主役は……女性ではなく、「男」!さらに原作者は元・科捜研ということで、実際に起きた事件や経験をベースにリアリティーたっぷりに描く本格科捜研サスペンスです。

トレース~科捜研の男~ - フジテレビより引用

        

冬ドラマ月9の主演は錦戸亮でした!!実は私(元)eighterなので、錦戸亮の演技力は存じております。彼、とても演技が上手なんです。特に、とても前のドラマですが『ラストフレンズ』でDV彼氏役をやった時なんかはもう圧巻の演技力でした。

ただ、今回月9はおきにきた感がありましたね。刑事モノならとりあえず視聴率取れるだろ感がなんとも。まぁあの有名な科捜研の女をモジってるところをどう取られるかは微妙なところですが。

 

見ていて1番鼻についたのは、申し訳ないですが船越さんの演技でした。船越さんの演技はいいんですけど、このドラマにはうーーーん…錦戸亮の役(真野礼二)がクールな反面、虎丸さん(船越英一郎)の圧が強すぎて主張が激しいというか、今時こんな刑事いないだろというか、完全なる悪者感というか。ちょっとうるさいなぁと思ってしまいました。

twitterで見ていると「吉田鋼太郎さんなら…」と呟いている方がいらっしゃって、それはいいかも!!!!と思いました。

 

そんなことはさておき、内容は序盤の展開の速さに少し驚きましたが、私はこのくらい急展開も悪くはないかなと。いきなり視聴者を掴みに行ってていいなと思いました。


また、犯人は絶対父親だろと疑ってなかったけどまさかのどんでん返しがありましたね。この犯人が今のマンションに5年以上住んでいて、隣の部屋から好きなJKが居なくなって4年も経っているのに未だに好きなんて執着心が過ぎるなとは思いましたが。好きな人はいなくて夫婦2人きりの部屋でも4年間も盗聴してたと思うと結構キモチワルイ。。。

 

新人科捜研の沢口(新木優子)はまぁまぁ。てか名前科捜研の女に寄せすぎ(笑)

でも沢口は完全に野間に心は開いていくんだろうな。ここに恋の予感はあるのかな?まだ全くわからないけど。

真野も冷徹さの中にある人間味とか優しさがすごく伝わってきましたね。優しい時の演技が錦戸亮ッッ!!!!って感じでした。好き。
そして過去のトラウマが気になりますね。この伏線はいつ回収されるのか気になるところ。

 

ただ、子供に対して「親を救うために生まれてきた」というのはあんまりです。そんな訳がない。みんな幸せになるために生まれてくるのです。その言葉は母親を一時的に宥めるためにしか使えないでしょ。そのあと何故か改心して感傷に浸っている虎丸が「そう思わないと救われない」と言うから、まぁそれならまだわかるけど…とは思いましたが、うーん。もっといい台詞はなかったかなぁ。

 

またコミカル要素が0なのも残念。ポストアンナチュラルだとしたらコミカルさが決定的な差ですね。

 

 

刑事ドラマなので1話完結なのは仕方のないことですが、真野の過去を解いていくのが大枠のテーマなのかもしれないですね。長い目で見て楽しめるドラマになることを願います!